首の側屈の際、Th1を固定するか否か

首のストレッチ(側屈)で考えました。

以前は、首の側屈の際は、体幹が動かないようにやった方がいいと思ってました。(A図)

 

確かに、僧帽筋の縁を伸ばすときは、その方が効率がいいです。

 

しかし、体幹(胸郭や上肢)を固定し、首の根元であるTh1を固定するためには、体幹が動かないように、

胸郭部分や肩甲骨、鎖骨、上肢部分の筋肉に力を入れなくてはいけません。

また、Th1を固定することは、果たしていいことなのでしょうか?

Th1を固定して側屈すると、

Ch7とTh1間の椎間孔が狭くなります。

とすると、年配の人は、手や肩に神経痛が出るのではないでしょうか。

力学の構造上も、カーブ(弧)の違う部位は、軟弱になります。

だから、年配の人は、無理に体幹を固定せずに、

体幹から自然に側屈させる方が良いと思います。(B図)

全身の力も抜けてますしね(^^)

 

 

 

東京都在住 鍼灸師

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