身体を動かして出る、ミシミシ・バリバリ・ポキポキという音について考えた

筋肉をストレッチしようと、身体を動かしたとき、

身体の中で、ミシミシ・バリバリ・ポキポキ という音がすることはありませんか。

この音についていくつか諸説がありますが、

今は関節包の中のガスが気泡に変わるときの音”クラッキング音”が一般的です。

 

でも、すべてがクラッキング音とまとめることに疑問を感じるので、

首のストレッチをして、ミシミシ・バリバリ・ポキポキと音を立てながら、

ちょっと考えてみました。

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関節を動かして出る音は、”クラッキング音”といって、

関節を動かすことで、関節包の容積の変化で圧力が変わるので、滑液中のガスが気泡に変わる音だそうです。

 

クラッキング音というのは、関節の音以外にも使われているのかなと調べたら、

関節の音に限局しているみたいです。

そうしたら、おせんべいやクッキーの割れる(クラック)音は、クラッキング音じゃないのでしょうかね?

 

身体以外で、普通に液体を動かすとき(例えばビニール袋に水を入れて揉むとネチャネチャと音がする)

の音はなんて言うのでしょうかね?

 

”クラッキング音”という言葉をパソコンで調べましたが、なんか納得できません・・

 

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なので、私独自の持論を述べていきますね(^^)

 

身体を動かして出る音は、いろいろな音があり、一種類ではない気がするので、

身体の出す音をすべて”クラッキング音”といっていいのかと疑問を持ちます。

 

まず、関節部分の”ポキポキ”は、確かに関節包の中の液体が絡んだ音の場合もありますが、

関節部分が滑らかに滑らないで、引っかかっている音のこともあるのではないでしょうか?

 

その他の音、ミシミシやバリバリは、関節以外の場所から聞こえてくるような気がします。

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話が中断しますが、

 

肉などの弾力のあるものを食べるとき、

上下から歯の圧力をかけたとき、クニュ・クチャっていう音がしませんか?

(物体がひずむけど、復元しようとする音)

物体は、応力を超えると、ひずんだままになり、度を超すと壊れます。

このように、肉に圧力をかけると、”音”がします。

 

ということは、筋肉を伸縮して圧力を変化させても音は作られているということです。

 

 

もう一つ・・

ビニール袋を二つ用意して、

1個は水を入れて、もう一つは小麦粉を入れました。

摩擦力の違う物体です。

それを耳元で、揉んでみると、

ビニールの音もしますが、それ以外に違う音しますよね。

水の方は、高く澄んだ音で、  小麦粉の方は、低くべたっとした大きい音   が・・

 

この実験は、ビニール袋に包まれた物体は偽筋肉で、

ビニール袋は筋膜で、中に入っているのを筋肉とみなしたら、

筋肉の質によって揉んだ時の音が違うのではないかということです。

 

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音の発生部分(音源)は、物体の振動の音です。

 

たぶん、筋肉や、筋膜や結合組織なども、

その形を変えるときに、すべてが音を作っています。

その音が聴覚で拾える大きさか波動かによって、

人間に聞こえるか聞こえないかの違いではないでしょうか?

 

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だから、身体を動かしたときに発する音を、

すべて関節から発する”クラック音”というのは間違いだと思います。

 

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身体を動かして出る音は、

関節でなく、筋肉や筋膜、そのほかの結合組織からもつくられます。

 

そして、その組織のその時の性質で音が変わるのです。

 

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ミシミシ”・”バリバリ”は、強粘性の筋肉などのひずみが作る音で、

ひずまないくらい固まっていたら音も鳴らなくて、

音を鳴らしながら反復ストレッチしていたら、

聞こえないくらい音が小さくなって・・

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関節の音コキコキについては、またの機会を作ることにして・・

とにかく、

最後まで読んでくださって、ありがとうございました(^^)/

 

 

 

東京都在住 鍼灸師

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