歩行痛は、腸腰筋だけでなく、臀部の筋肉も考える
今年3回目のぎっくり腰。
今回は、長時間しゃがんで作業をした後、立ち上がった時に起きた。
じわじわと仙骨部が痛くなり、歩くと腰が抜けそうになる。
まっすぐ足を延ばして仰向けになれるから、大腰筋でなく、腸骨筋を痛めたのか。
腹部から届く範囲で腸骨筋を緩めたら、抜けそうな痛みはなくなったが、
今度は背中をまっすぐにして歩けなくなった。
それでも出かけなくてはいけなかったので、
なんとか歩く姿勢を探しながら、街中を歩かなくてはならなかった。
恥ずかしいけど、おばあさんのように、
背中を丸くして地面を見ながら歩いたり(顔を上げると痛いんだ)
骨盤を立てて歩くときは、身体をかがめて両膝を曲げた状態で、
ひょこひょこ歩かないと歩けなかった。
杖があれば、まだ楽だったかも。(杖を準備しとかなきゃ)
そのうちに、まっすぐ立っても痛くなった。
痛い部位は、尾骨部??!!
えっ?なんで??
いろいろ身体を動かして、どの筋肉が関係しているのかを関変えてみた。
そこで気づいた。
背中をまっすぐにすると尾骨部が痛い。
しかし、背中の力を抜いて、背中を丸めると痛みが消えるのだ。
その時、お尻の筋肉の緊張も消えるのに気づいた。
背中をまっすぐに入れるために背中に力をいれると、お尻にも力が入るのだ。
お尻の筋肉が関係していることの確認のために、片足立ちをしてみる。
そしたら、片足立ちが痛くてできない。お尻の筋肉も傷めてるんだ。
数日前、慢性腰痛の治療で(長時間の坐位ができない)L3・L4・L5の最長筋や腸肋筋の治療だけでなく、腰方形筋や腹横筋の緊張をとってやったら、かなり楽になって、快適に過ごしていた矢先のことだ。その際、腸腰筋や臀部の筋肉は治療しなかったから、バランスを崩したのだろう。
そこで、仙骨部や両方のお尻の硬い部位や圧痛部にランダムにたくさん鍼をした。
そうしたら、まっすぐ立てるようになった。
そして、まだ完全ではないけど、まっすぐ立って歩けるようになった。
今まで、歩行痛は腸腰筋のみ重視して、お尻の筋肉まで考えなかった。
痛みの部位も考慮にいれて、歩行時にお尻が痛かったら、お尻の筋肉も見過ごしてはいけない。
もーーー。腰痛の治療はむつかしい。
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