腰の下にクッションを入れると、臀部と恥骨部に痛みが出た

疲れたので昼寝をすることにした。

腰の下にクッションを入れて背筋を伸ばしながら寝ることにした。

そしたら、腰にクッションを入れて仰向けになると腰が痛かった。

左臀部から恥骨部に痛みが出る。

 

”腰を反らした状態で仰向けになった時に、左臀部から恥骨部に痛みが出る”

 

どうして、クッションを入れると、腰が痛いのか?を考える。

 

以下、何もしないで仰向けになった状態を(A)

腰にクッションを入れて仰向けになった状態を(B)とする。

 

 

まず、骨盤のゆがみを調べるために、

仰向けの状態で、左右の上前腸骨棘の高さを触診で確認した。

 

すると、(A)の状態で左側は、下の図のように、低くなり足の方に下がっていた。

(左骨盤が開き、前方に傾いている)

(B)にすると、左右差はなくなった。しかし、臀部と恥骨部に痛みが出る。

 

 

それから、お尻を触って、坐骨の位置を触診した。

すると、(A)の状態では、下の図のように、左坐骨が歪んでいて、

右側の坐骨のように床に付いていないことに気付いた。

 

これらのことから、左寛骨が、下の図(C)のように歪んでいると推測される。

 

そして、仰向けになって、腰の下にクッションを入れ、腰椎の前弯状態を維持すると、

寛骨の歪みは消えるが、筋肉が引っ張られて、臀部と恥骨部に痛みが出るということだ。

 

次に、腰の度の筋肉が骨盤の歪みに関係するのかを考える。

私は、腰方形筋だと推測した。

腰方形筋が縮んで、寛骨を引っ張り上げているのではないか。

 

そこで、腰方形筋部に数本鍼をした。

 

そして、(A)の状態で寝て、骨盤の傾きを調べた。

だいぶ左右差はなくなっている。

 

そして、クッションを入れて、(B)の状態で寝た。

そしたら、痛みは消えていた。

 

ということは、左の腰方形筋が縮んでいたために、左寛骨が歪んでいたことが考えられる。

 

はぁーーーー、骨盤のゆがみや腰の歪み、腰痛を治すのは、将棋や囲碁をしているみたい。

難しくて頭を使う(--)。。

 

 

 

東京都在住 鍼灸師

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