筋肉の張力 筋肉に力を入れながら、伸張させる時の張力

筋肉や腱の損傷の痛みでは、

①筋肉を収縮させる時に痛みが出る

②筋肉を伸ばした時に痛みが出る

③筋肉に力を入れながら伸ばした時に痛みが出る

④自発痛 運動や伸縮に関係なく痛みがある

などがある。

 

今回は、筋肉に力を入れながら伸ばした時の張力について考えた。

 

まず、力を入れないで、ただ単に伸ばした時に1点にかかる張力について考える。

1つの筋紡錘線維(Z図)をA図の形に伸ばすには、

筋肉の両端にFの力をかけないといけないとする。

その際の張力は2Fだ。

説明は下の図・・

次に、Z図の筋肉に力を入れながらA図の形に伸ばした時の1点にかかる張力を考える。

だから、

膝が痛い時に、ただ曲げるときは痛くないのに、

階段の昇降時に痛みが出る人がいる。

それは、膝を曲げながらでも身体を支えるために、

大腿前後面の筋肉や、ふくらはぎの筋肉を

力を入れながら伸ばさなくてはいけないから。

 

それは、筋肉にかかる張力が、損傷筋肉の耐えうる張力の限界を超えたから痛みが出たわけだが、

ずっと、その張力の説明を文字化したかったので、ちょっとすっきりした。

 

しかし、この張力に関する説明は間違っているかもしれない。

正しいかどうかわかりません。

だれか、間違っていたら、間違いを教えてください。

 

 

鍼施術で曲げた鍼を見て、考えたこと

先日、鍼治療をしていて、鍼を曲げてしまいました。

ひどく特殊に曲げてしまったので、みなさんに報告して、

今後の参考にしてほしいと思います。

鍼治療は、筋肉や組織を緩めるのに、大きな効果があります。

しかし、深鍼をする施術法は、慎重にやらないと、危険が伴います。

確かな解剖の知識と、熟練した施術技術のない方は、

安易に行わないでください。

一流の鍼灸師を目指す方へ

書家の中島仙舟という先生が書いた文章に、鍼灸師の道にも通じる言葉があったので紹介します。

単純に鍼を身体に刺すだけで病を治そうとする、我々鍼灸師にとっての心構えを、なんと分かりやすい言葉で綴っていることか・・

心を込めて打つ鍼が、単に刺す鍼とは効果が違うことを、

みなさんが感じていることでしょう。

鍼は薬物とは違います。飲めば効くようなものではありません。

だからこそ、心を入れるか入れないかで、大きな違いがあるのです。

そのため、このことを肝に免じて、鍼を打っていかなくてはいけないのです。