第1胸椎には、たくさんの筋肉が付着する

骨は、自力で動きません。

骨は、多くの筋肉の伸縮作用で動くことができます。

複雑な動きをするには、多くの筋肉が付着し、関連してきますが、

たぶん、第1胸椎ほどに、たくさんの筋肉が付着する骨はないのではないでしょうか。

(たぶんです。そこまで深く研究してないので・・)

第1胸椎自体は、そう可動する骨ではないので、支える点としての働きが大きいですが、

あちらからも、こちらからも引っ張られて、

ずいぶん疲労しやすい部位ですね。

 

では、第1胸椎に筋肉が付着する部位は、棘突起と横突起ですが、

そこに付着する筋肉を図にまとめてみました。

 

まず、棘突起に付着する筋肉です。

 

次に、横突起に付着する筋肉です。

筋肉の名前を見ても、ピンとこない人のために、筋肉の図を付け加えます。

まず、棘突起に付着する筋肉です。

次に、横突起に付着する筋肉です。

 

これほどだくさんの筋肉が付着して、バランスを取っているのです。

この部分がこって、固まりのように盛り上がっている人を診たことがあると思います。

骨の歪みで、棘突起が上に引っ張られている人もいます。

 

鍼の治療上、重要な部位の一つです。

 

東京都在住 鍼灸師

Leave a Reply