ゆがみの力学 筋肉の硬縮と関節の固定力
骨格を歪ませるのは、骨の変形の原因にもなる筋肉の硬縮が主原因にあげられる。
筋肉が硬縮すると、腱付着部に張力が発生して、骨を引っ張るからだ。
しかし、骨を引っ張り、関節がゆがみ曲がるかどうかは、
その関節に関係する筋肉の張力の和や重力などの総和で決定されると思う。
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例えば、上腕二頭筋が硬縮したとする。
年配の方には、多いゆがみの一つだ。
普通は、肘が180度まっすぐに伸びなくなる
だいたいの人がこのようにゆがみがでる。
しかし、筋肉の硬縮により発生した常時かかる異常な張力は腱の両端に同量分かかるはずである。
しかし、一般的な歪みは、A図である。
上腕二頭筋は、肩関節と肘関節の2つの関節をまたぐから、
どちらの関節にも影響がおよぶのに、肩関節は、さぼど影響が出ないのはなぜか?
それは、関節の固定力の違いだと思う。
関節の固定力には、
筋肉の張力 以外に、
関節にかかる重力(関節から下部の骨や筋肉などの重量)
も関係する。
肩関節には、腕全体の重さも関係してくる。
肘関節は肘から下だけの重さだから、軽い。
だから、肘関節の方が曲がりやすいのだ!
肩関節と肘関節が同じ条件ならば、同じ角度でゆがむはず。
しかし、実際には、同じ条件の関節なんて、ありえないと思う。
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